北陸一般研修会
平成八年三月一日〜三日
金沢・サンピア小松にて
講演収録ビデオより
園頭広周師の講演
志賀島の道場の一周年記念は,二月十ニ日盛会の内に開かれましたので、ロスのアガシャ教会の人達もしごく満足して、感激して帰られました。十四日、成田でバーンスタインさん達がロスへ帰られるのを見送って翌日、十五日、私とK先生と、それからAさんのお嬢さんの陽子さんの三人で、まず、デリーへ飛び立ちました。オマーンへはいる方法はデリーへ行って、デリーからオマーンのマスカットへ入るか、又は、日本からバンコックへ飛んでバンコックからパキスタンのカラチを経て、カラチから南の方へオマーンへくだるという二つのコースしかないわけですが、私達はデリーから入る道を選びました。
時間の関係でデリーで一日(いちじつ)余裕がありまして、それでハムスダのシダーンに行きました。仏蹟巡拝を始めてから三回目頃、デリーの博物館をいっぺん見たことがあるんですけれども、そん時は総勢八十四人で人をマトめるのに苦労してなかなか自分でゆっくり見る余裕がなくて、それで今回ゆっくり見たわけですが、あすこにビフラアーという所から発掘されたお釈迦さんの本当の骨があるんです。大理石の壷に入った、所謂、本当の仏舎利がありまして、第一回目に行った時はその仏舎利がある事は気が付かなかったんです。で、今回初めて仏舎利があるのに気がついて写真に撮って来ました。そうして、シルクロードのトルフアンという所から出土した、あのトルフアンあたりのウイーグル族が、人類の祖先はどうであったかということを図に表したのがありまして、第一回目に行った時にはその写真を撮るのに失敗しましてよく写せなかったのですが、今回ははっきり撮れたようです。
それは、男と女の顔が書いてあって,ここまでは人間の形が書いてある。そっから下の胴体から腰から足の付近になると(身振りで表現されている)ヘビがこうからまっているような形に書いてある。それは、あの付近に住んでいた所謂、ウイグル族が自分達の祖先というものを、どういうように考えていたかということを神話に型どって書いたものでありますが、日本の神話は天孫降臨です。日本民族の祖先はどこからこの地上に生まれてきたのだろうと考えてきた時に、それが天から天下(あまくだ)って来た神々の子孫なんだ、とそう考えた。人類発生の歴史を現実にこうこうだと言ってその資料を掘り出して考古学的に証明しょうと思ったって出来る話じゃない。
なぜ古い人間に関する記録がないかというと、この地球上は大体七回天災地変を繰り返して陸地が海になり海が陸になりして、してるわけですから、どんなに昔のことを別の資料をもって知ろうと思っても、その証明が出来るわけがないんです。で、それで神話というものが生まれた。 それは人類の祖先をそれぞれの民族はどう考えたか、日本は神々が雲を押し分けて日本列島に降りてこられたという神話を持っている、天孫降臨の神話である。 ところがそのウイグル族は、シルクロードあたりのウイグル族は、顔は人間だけれども胴体はヘビだ、ヘビがからまり合っているのが人間だっていう風に解釈した。 イタリーの神話は、平地におったイタリーの人の将軍とアルプスの山奥に住んでいたオオカミとの混血がイタリー民族の祖先だという神話を持つています。だから、どこの国の民族がどのような神話を持つているかということを調べることは、その民族は人類の発生についてどういうように考えてきたかということを証明するわけであって、それを証明する材料は現実になくてもいいわけです。ところが終戦後の歴史学は何かそこにそういう証拠がないと、そうとは言えないということで考古学でも一生懸命発掘しているわけですが、或いは発掘して何千年前の物だと言ったってそれが何になるのか、ということなんですよ。人間の心の進歩には何にもならないわけですよ。
オマーンという所は一年にいっぺんも雨の降らない所だったんです。ところが一年前に私がオマーンに行くっていう計画を立てましたらですね、その頃から時々雨が降って、そうして砂漠に一杯草が生えて、だから私達を案内して下さったS商事の向こうの駐在員の人が昔はここは砂漠だった、こんな草はなかったと言ってビックリしておられましたが、私達の飛行機がマスカットの空港に着陸するその前後から雨が降りました。日本みたいにドシャ降りに降ったわけではないけれども、兎に角、道路が湿って辺りの草も木も緑が映えて鮮やかでした。今後、オマーンはそういうわけで時々雨が降って草木も茂って行くと思います。そうしてそのオマーンに駐在している△△石油の○○さんの三人の子供が通っているアメリカ人の経営する学校がある。その学校もずーつと見てきたんですが、その教科書にはですね日本という項目がありまして、日本の項目の一番最初に出てくるのが、日本は天孫降臨である、アマテラスの神々達が雲を押し開いて天から下ってこられたところの図が一番最初に出てくるんですね。そうして、終戦後の、終戦からこっちの日本の歴史になると、皆さんが教育されてきたように、日本ぐらい悪い国はない、日本は侵略国家であると書いてある。
講演中の園頭師(この項の写真ではない)
ところが、そのアメリカ学校の校長先生は福島県に五年間いらっしゃったことがあるというので、○○さんの子供に「あなた達はこんなに日本のことを悪くかかれてそれに腹が立たんのか、もっと怒れ」というわけですよ。怒って本当じゃないのか、と。そういうところに何も怒りもしない日本の内地の人達はおかしいのじゃないかといわれる。そして、帰る日の午後、飛行機は夜の十一時出発でしたから、その夕方、△△石油が協力してつくっている精油所の副所長さんという人とその娘さんで五年間アメリカで勉強して学位を取ってきたという娘さんと会って話をして来た。それがそのオマーンのその方が日本には宗教がいくつ有るんですかと言われる。それで「大体、宗教法人として認知されたもの、或いは非認知のもの全部含めて大体二十八万あります」と言ったら「そんなに数が沢山あるんですか」と言われてビックリされた。ビックリされたというのは、これは日本人は宗教を知らんという軽蔑の念を含んだビックリだった。
なぜかというと、イスラム教・マホメット教は、宇宙創造の唯一神だけを神として信じ、その神の次元であるアラーの神、一神を信じるのですから、そんなにたくさん神、仏があるわけがない。それにイスラム教は偶像を崇拝しません、日本の宗教はみんな偶像を持っております。
だから日本の今までの宗教がイスラム圏に行って話をしょうとする場合は絶対に話を受け付けてくれないと思うのです。偶像崇拝をやって、神、仏と言えない神、仏を信仰しているのですからね。それで、キリスト教も偶像を崇拝しません。キリスト教も宇宙の 唯一神だけを神として信じます。だから宗教のことについて話しょうとするならば、向こうの人達の話し相手になるのは我々だけしかないですよ。だから胸を張って私達こそが本当の正しい信仰をいている者です、ということが言えるわけです。そこまでは言ってきませんでしたけれども、兎に角、向こうにいられる島袋さんがそういうことはよく話をしておられるようでそれ以上深くは話しませんでしたが、高橋信次先生がおっしゃったように正法によって世界を平和にする、それが神の御心なんだというんであれば正法というものは他の国、他の民族の人達にも信じられるものでなければならない。
そういうわけで正法協会の役割というのは非常に大きいものがあるわけです。衣を着た坊さん達やら、或いは、御幣(ごへい)を振る神官さん達やら、或いは、そこらあたりの創価学会やそういう人達が外国へ出掛けて行って、それで何んだかんだと言ってもそれはむしろ気違い扱いにされるだけの話であって、まともに話し相手になってもらえることはない。そういうわけで、だからヤッパリ正法なんだっていう自信をもって帰ってきました。とにかく昨年二月道場を建設して、あすこに霊の黄金の灯台が立って、そうしてクルクル回転始めた。その霊の灯台が立っているのをロスにいらっしゃったバーンスタインさんが見られて、いっぺん早くこの志賀島の道場を見てみたいと言われるから昨年十一月に招待したわけです。バーンスタインさんはユダヤ人ですから、だからユダヤ人だけが神の選民ではない、人類はみんな神の選民であるということ。それで全世界の財宝はユダヤ人だけのために神が準備して下さったのではないのであって、正法を伝える者のために神は世界の財宝を準備して下さったのであると全部話しまして理解してもらった。
そして今度一周年を迎えることになって日本というものを、そして日本人というものをもっとよく知ってもらいたいと思って、そして、正法協会とロスのアガシャ教会とのつながりをもっと深めたいと思ってこの一周年に招待したわけです。そうしてアンナさんが振り袖を貰って喜んで帰られた。日本の着物っていうのは、体には色々デコボコありますけれども、一枚の布に体全体を包んで美化するのが日本の着物である。外国の洋服っていうのは、手は手、足は足、突っ込んで個々別別、バラバラですよ。その民族の服装というものが、その民族がどういう思想を持っているかということを表現しているわけであって、愛っていうのは良いとこも悪いとこも全部包んでそうして愛していくわけですから、ここは良いけどここは嫌いだというのは愛じゃないですからね。だからキリストの絵を画くときには、全部一枚の布でズン胴で画くわけですよ。それに外国の思想は個々バラバラな統一のない思想であって、建物も外国の建物はここは何の部屋ここは何の部屋といって、一つではなくいくつも部屋を分けて個々バラバラである。日本の昔の家っていうものは障子や襖で仕切ってあってもですよ、必要とあれば障子や襖を全部取っ払えば家は全部一つの部屋になるわけです。
だから、それぞれの建築が西洋化して個々バラバラになったことも日本人の思想をバラバラにしている、ということになるんでありまして日本人はもっと昔から残してきた大事なものを、もういっぺん取り出さなければいかん。この際、皆さんに考えていただきたいことは、教育すればいい人間になると皆んなそう考えている、ところが終戦後五十年間教育してきて日本人は悪くなった。アメリカも没落しかけている。アメリカは自由平等の国で理想の国だというのはあれは嘘なんですよ。実際はアメリカくらい不平等で、不自由で問題の多い国はない、だからあそこにありますように『アメリカに革命が起こる』(本を指差され)。そのアメリカに革命を起こそう、今のアメリカ政府をブチ壊そうとしている人達と連絡をとりたいと思ったら、そのキリスト教愛国派の総大将が日本に来るというんです。それで東京の衆議院会館やらで講演して、二月の十ニ日には私に会いたいといって志賀島の道場に来て、それで皆さんに話を聞いてもらった。しかしオマーンの国王は非常に日本びいきです。二十しか無かった学校を二十五年間に千に増やした、教会も二十位しか無かったのを千に増やした。それをオマーンの空港に着陸して、そしてマスカットの街を走り出して私は感心した。チリは一つも落ちてない、空缶も一つも落ちてない実にきれいな道路である。それで向こうに在留している○○さんにこれは何か例えば、チリは捨ててはならんチリを捨てた者は罰金を科すとか何とか、そういう法令でも出ているんですかと聞いたら「いやそういう法令は出ていない」と。何十キロ走ろうが、私はね最初はですよ、ホテルに着くぐらいの、ま、十分か三十分ぐらい走るその間だけこんなにきれいになっているのかと思った。それから二日して、温泉が出る所があると言われるから百五十キロ車を飛ばして行った、その間もチリは一つも落ちてない。いい人間だったら日本ももっと、日本の道路はきれいになってなければならない筈ですよ。それがどこへ行ってもゴミがない。そういう、すがすがしオマーンに五日間いて、いよいよ日本に帰ることになったら、そん時の感じはゴミの山にかき分けて着陸するのが、いやな気分になりました。しかも何とかの神、何とかの仏といって偶像を一杯祭ってある、もう、まるで化け物屋敷ですよ。だから私は,正法協会の本部をオマーンに引越さなきゃならんなと思ったくらいです。(笑い)
それで、その帰りにバンコクへ行った。バンコクのエメラルド寺院をいっぺんK先生に見せておこうと思って行ったんですが、ところが空港からエメラルド寺院へ車はスタートした。そうしたら頭は痛くなる吐き気はする、所謂、排気ガスです。排気ガスでもうもうとしている。もうバンコクの上空は十年くらい前の東京の上空と同じ、真っ黒く排気ガスが立ち込めている、それでオマーンの人達は豊かなあの自然で悠々と生活しているのに、バンコクの人達は排気ガスの中でノタうち回って、働いているのも一体それは何になるのか。確かに収入はバンコクの人が多いかも知れんけれども、心の勉強の面においては雲泥の差があるんですよ。これから正法協会は国際的に確実に発展していきます。ロスのバーンスタインさん達一行は二月の七日に成田に着かれて、そうして東京のパレスホテルに泊まられた。明くる日は午後の飛行機で福岡へ行かれる事になっていましたから、午前中の間でも皇居の空気をちょっと吸ってもらいたいというわけで、パレスホテルに泊まっていただいた。そのパレスホテルにキリスト教愛国派の大思想家であるマリンズさんが泊まっていて、そこへ中丸薫という、ご主人は中丸忠夫といって映画俳優です。その中丸薫という人は明治天皇の落し胤の堀川辰吉郎という人が京都におられて、その人の娘である。
で、外国は家柄というのを尊びますから、明治天皇の血がつながっているというとどこの国をもフリーパス、個人的に国王でも大統領でもスッと会える。表の方から外交を通じて会うとなると、いろいろな制約があってなかなか会えない。その中丸薫さんはそのオマーンに行っていられて、日本へ帰るというんで、ジープを走らせている時に、天から祈れっていう声が聞こえた。それでジープを止めて中丸さんは祈りを始めようとしたら「身につけている金属類を全部はずせ」、それで中丸薫さんは、このネックレスはどこそこの大統領から貰った物である、この指輪はどっかの大統領から貰った物であるという、そういう物を全部地べたに置いて、そうして神に祈られた。祈り終わって見たら、今,祈る前に置いたばっかりの金属が全部無くなっていたというんですよ。それで砂に埋もれたのかも知らんと思って、一生懸命、砂をかき分けて見られてもどこにもない。それでは仕方がないとあきらめて日本に帰ってきて高橋先生の所へ行かれた。それで高橋先生の所へ行かれたら、高橋先生からいきなり「あなたはオマーンでこういう事があったでしょう」と、言われてビックリして、それで高橋先生の弟子になった人、
四十九年でした。それで私が中丸さんに「あなたはどこの国でもツーツで行くけれども、とにかく世界を平和にするためにはユダヤのフリーメーソンの問題を解決しないと世界は平和にならんと思うんです、そう言ったら中丸薫さんは顔色を変えて、「先生それはいかんです、先生そう言うと殺されますよ」、そう言われるだろうということは私は承知して言ったんですが、ま、そういう役割はもう少し待とうというんで、正法会(註 国際正法協会の前身)をつくってからも五年位いは黙っていましたけれども、もう言わなきゃ仕方がないというんで、フリーメーソンの問題を正法誌に書き出した。そうしたら宇野正美さんとか或いは太田竜さんとか、ああいうユダヤ思想の研究家が出てきていろいろ言い出した。それで今、アメリカの方でも兎に角、今のアメリカ政府はユダヤのフリーメーソンの政府でアメリカ国民のためになってない、だからアメリカは革命を起こさなければならない、というキリスト教愛国派の人達が出てきた。ところがどうもその、そのキリスト教愛国派のマリンズさん達がアメリカへ帰る時に、太田竜さんは見送りに行かずにどうも中丸薫さんが見送りに行っておられたという話です。昨日、Nさんの奥さんが、中丸薫さんの方からちょっと話したいことがある、で、こっちからも積極的にいろいろなことをなさいと言っといたので、永谷さんと中丸薫さんと会われたそのファックスが昨日送ってきた。そしたら中丸薫さんもやはりもうこれ以上フリーメーソンの問題を放っといてはいかんというんでいろいろ研究してあるようです。
で、今度オマーンに行くと言ったらK先生がね、中丸薫さんが無くした金属を探しに行こうと、それは冗談ですけれども。こんど行ったときK先生がしきりに、オマーン国の国王と会って下さいと、なぜならオマーンの国王も明日、暗殺されるかも分からない。私達が行く一ヶ月位前にオマーンの国王は大英断をもって、所謂、フリーメーソンのスパイだと思われる人間をずーっと、そういう手下につながる人達を、あの人まで、と思われる人まで全部整理して大改革を行ったということです。それで今日の、△△石油の○○さんが中心になってアラビヤの石油をメジャー、つまり国際石油資本の手を通さずに直接日本に運んでくるという契約を済んだという話でした。日本がなぜ大東亜戦争を起こしたかと言うと、あれはアメリカのハル国務卿が日本には石油は一滴も売らないと通告してきました。石油が入ってこなければ車は全部動きません、工場の機械も動きません、電力もストップしてしまいます。アメリカが売らんと言うなら、アメリカと言ったってアメリカのユダヤの石油資本である。それをメジャーという。メジャーは全世界の石油を握って日本を、兎に角、首を絞め殺すと言ったら漫然として殺されるのを待っているわけにはいかなくなるから、日本はそれじゃ仕方がないといって真珠湾を攻撃し、香港、シンガポウルを攻撃して、そしてスマトラのパレンバンの石油を日本の船で輸出する、ということで大東亜戦争は始まった。
だから石油をどうするかということは、これは死活問題である。だからアラビヤの石油事情を知りたいという事もあって今度行ったんですが、○○さんが日本の資本でアラビヤの石油を直接日本へ運ぶ計画が、プロジェクトができつつありますと報告されたんですが、それで、『アメリカのカガミ日本』というあの本に書いてありますように、アメリカのユダヤのフリーメイソンの政府は,東洋に日本という、日本民族という、人を見たら食らいついてノドに、のど笛掻き切って血を流すというような恐ろしい殺人国がある、あの日本をそのまま置いとったんじゃ世界は平和にゃならんから、だからあの日本国をやっつけるために兎に角、武器を作らなきゃいかんからと日本人をそういう恐ろしい民族だと言って、嘘を言って、アメリカの国民から税金をとって、その集めた税金で飛行機を作り、戦車を作りしてそうして日本攻撃をやってきたわけです。それで、日本人というのはそんな自分からこんなに戦争するような民族ではない。日本民族は世界で一番優しい民族だっていうことを知ってもらうために、先ず第一回目にロスのアガシャ教会の人達を呼んで、そして我々の会合に来てもらった。昨年十一月バーンスタインさんと娘さんのアンナさんが来られて、その時、小田原で研修会中でしたからアンナさんに私は全アメリカの女性を集めて、「女性は、女性であるという役割を果たすことによって男性から尊敬を勝ち得るようなそういう女性にならなければいけないんだ」という話をした。そう言ったらですね、殺される覚悟でアメリカへ来てください。女はこうなきゃならん、女はこうしなさいと言ったらですね、アメリカの女は血が上ってパーッと男に飛び掛かっていく、そういう気風だというんです。ところが、日本をずーっと廻っている間に女はこうなきゃいかん、そのクライマックスは正法協会。
大分のWさんという、三十二歳位いでしたか、その人が「先生、女の役割が分かりません」って来たんですよ、「どうすれば分かるでしょう」、ああだこうだと文章を長ったらしく書いたって、こら、まじゃくに合うこっちゃないと思って、尻はぐって自分の「持ちもの」はどうなっているかカガミを見てみなさいと言ってやった、そして部屋にいたら「先生分かりました」と言って、しおらしくなっていた。
K先生が横から「先生、それは間違って、ちょっと待ってください」って、それで、そっからK先生と代わって話をして、バーンスタインさんもあんなになって帰られたでしょう。そうしたらね、何年たっても治らなかったご主人の腰の痛みがいっぺんで治ってしまった。
で、バーンスタインさんは、私のこの「大宇宙大神霊」のこの軸を部屋に 掲げたら奇跡が起こって主人の腰痛が治りました、と言われたんですけれども、そうじゃない。腰痛の最大原因というのは夫婦の不調和にあるんです。重いものを持ったとか、ということで腰をたがえたのは時間がかかるとすぐ治りますけれども,深い夫婦の心の断絶から起こった腰痛というのはなかなか医者でも治りません。ところがバーンスタインさんが、はんないした優しい心になって帰られたらご主人に奇跡が起きたのです。それから話ははずみまして、兎に角、今アメリカの女性は逆子が多いというんです。それで逆子を正常分娩させるには五分あればいい、その秘訣はK先生に聞きなさい、と。それでそのアンナさんはね、今度あの振り袖を着てね、立派な日本の美女になって帰っていかれた。
あの人はね自分と同じ年頃の若い女性を十月に集めて、そしてK先生にどうすれば逆子が正常に生まれてくるかという講演をしてもらうのを楽しみにしていられるわけですよ。それが成功したら、だから私はK先生に言っているんですよ「あなたは外国で講演したら次から次ぎに来てくれ来てくれって言って日本に帰る事ができなくなるのだから」、そうなればご主人にどう弁解するかナー、いまから気に病んどるんですよ。(笑い)
先ず、兎に角ね、デリーを出発する朝、私が禅定していて一大発見をした。発見をしたと言っていいか、悟ったと言っていいか、物心ついた頃から神様は何で、「男の持もの」をここにつくられたのだろうということが疑問だった。七十も八十もなって、やっと分かった。だから、いつまでも、ものの勉強は続けなけりゃいかんですよ。 ま、禅定していて地球は青い、というのは宇宙即我でしょう。ところが頭で宇宙即我になりたい宇宙即我になりたいと思って、いくら禅定してみたって、ならんのです。想念は下腹でしなきゃいかんのです。昔から人間をつくることを腹を鍛えよと言っているでしょうが。頭だけ鍛えるのはこれは知的であって、頭だけ鍛えた人間はすぐ頭に血が上るんですよ。その次はカーツとなってもう自分が何を考えているかわからなくなる。だからひと頃「あいつはトサカにきた」と言ったでしょう。 よく言ったもので「トサカにきた」、鶏のトサカは真っ赤でしょうが或いは、 自分で怒っといて「俺はトサカにきた」なんて、そういう人間はダメです。それは頭だけのでっかちの人間であって、深く物を考える、やはり人間らしい人間というものはじーっと腹でものを考える。それで、人間は本来、宇宙即我だから宇宙即我を悟ることが出来るんです。無いものを我々は得ることはできないんです。無いものを得ようということで努力するからなかなか得られない。我々が考えるという事はすでにそれは有ることなんです。その本来我々のうちに有ることを、自覚する、それが修行なんです。それで、宇宙即我を悟るためには、ただ単に想念するだけではなく、呼吸が整なわなければいけない。それには せかせか呼吸せずに静かに呼吸をして、そして、胸一杯吸ったら、その呼吸を下腹に残してしばらく息を溜めて、はくでもない吸うでもない息を止めて、それで自分が神に一体であると想念する。そうすると自分が神の命の分身であることが分かってくる。その神と一体である神の命の分身だとわかったところからまっすぐ降りてきて地上に人間として姿を現すのです。アアそうなんだ ただ単にここにあるのではないんだ神と一体になる想念の隆築物、それが人間の生殖器なんだ。それを女性は受けて、そしていろんな輪廻転生の体験を持っている人間を魂の修行のためにお腹に十月十日(とつきとうか)育てて誕生を見るというわけです。そして女の「おちんこ」の子宮、子の宮というのは、そういうわけなんです。だから人間は皆神の創造物なんですよ。 ところが神は、神の慈悲によって愛によって人間の肉体の輪廻転生によってカルマを解消し、そうして全身、魂を迎えて、いてくださる、その行為に性の快感というものが伴った。
ところが、その魂の顕現という根本的な大事なことの方を忘れてしまって、性の快感だけを目的として、とってしまった。そのために人生が狂ってきたわけですね。人間はもういっぺん新生復活しなきゃいかんのですよ。
私はこれからパチンコ屋を全部ぶち壊してやろうと思うんです。パチンコ産業は十兆円ですか、三十兆円ですか、大企業が手を染めようとしている。今年一月、熊本から長崎へ講演へ行く時、熊本のH支部長さんが車を運転しながら「先生、また私の近所にパチンコ屋が二軒建つんです。熊本県は日本でも有数のパチンコ県で、何で皆パチンコするんですかね」と言うから、「それは、お互いに玉のはじき方が足らんからですね」、そうしたら最初、Hさんはポカーンとして何の事かわからなかった。しばらくしてから、アハハハと笑われて、気が付いて「そう言うわけですか」と。男の持ちものを「玉」であれば、女の持ちものをこれは「玉門」(ぎょくもん)。所謂、パチンコ気違いの人は皆んな夫婦が不調和なんです。夫婦が不調和であると心がイライラ落着かなくなる。そうすると、そこだけをガラスを割れば胸がスーッとするけれども、そんなことをしたら法に触れるから、だから、兎に角、少しの金でパチンコやって自分の心の中の鬱積した感情を出す。ところが、そういうことで、即ち代償というものは、それは、ものの代わりになるということ。腹へった飯がない、この饅頭で腹膨らしとけと言っていくら飯の代わりに饅頭食ったって心が落ち着かないでしょう、やっぱし飯を食わんと落着かない。それと同じように代償的にいくらパチンコをはじいてみたって、それで心が楽になる事は絶対にない。
インド霊鷲山上の舎利佛の洞窟で禅定・瞑想中の園頭師は、お釈迦様の当時の舎利佛の意識になり鳴咽する。
それで長崎に着いたら、Kっていう小学校の先生が「先生そうです、兎に角、小学校の先生にパチンコ気違いが多い」と、言うんですよ。そういう先生は心の中がもうザワついて寂しくてしょうがないんですからね。そのような先生は子供を良い教育ができるわけがないですよ。
そうしたら、或る人はね一ヶ月にね三十万円パチンコはじくというんですよ。この間、聞いたところによるとパチンコ代を稼ぐために人妻が売春するというんですね。だから正法誌に、そのパチンコの事を書こうと思っているんですよ。だから私が単刀直入にHさんに、パチンコ屋に行って玉を弾きたければ、自分のご主人の玉をはじけばいいんだ、と。神は悠々、みるみるうちに、神は男と女をつくられたんですからね、男だけでも世の中は成り立たない、女だけでも成り立たない、やはり男女、夫婦の調和の上に、そして、それぞれのものも、オシベがあってメシベがあって陰陽の調和に繋がしているんだから、その神の与えられたですね、神は言葉では表現されないけれども、自然の法則の中で神が示して下さった、その生き方に人間も学べば良いわけですよ。で、さっきテレビをちょっと見ておりましたら、全国各県で「いじめ対策費」っていうのを一県で、何百万か何千万か予算を組んで、馬鹿みたいな話ですよ。ただ、K先生が講演会をね、各県で学校を先生達に回っていっぺん話を聞かせれば、それで解決できるんですよ。いじめの原因も根本は夫婦の不調和である。夫婦が不調和で、子供はその間でどっちに味方もできない、どっちに付くこともできない、どちらからも突き放されて孤独感に苛(さいな)まれてどうしていいかわからない、そういうすえきった感情が、つい、いじめとなって出てくる。いじめる方もやっぱり、心の中にそうされなければならない原因がひそんでいるのだから、それも夫婦の不調和の影響を受けて心がいじけてるんですから、根本は、「人間・釈迦」に「結婚は陰陽の調和である」と高橋先生が書いていらっしゃるように、陰陽の調和ですよ。その調和のあり方が色々な環境によって色々に分かれてくるから、ちとややこしくなる。根本はただ一つ、すべてこの天体は陰陽調和して、太陽を中心としてすべての天体が運行しているわけですから。
それで、この前、宇宙飛行士になった若田さんは人工衛星から地球を見て、地球は青い地球は丸いと言ったけれども、地球が青くって真ん丸いということは何百年も前から分かっていることだから、何を今更感心するこっちゃないですよ。ところが、唯物論の教育を受けた人達は形だけを見て心を見ない魂を見ない、人間というものも、その顔かたちを見て、その人の心、その人の魂を見て、そういう唯物的人間というものをこれからの肉体と見ている、そういうことを前提としての研究、それは半分である。それで、国連平和大学の学長のロバート・ミューラー先生は、この半分の人間は心の存在であり霊的存在であるという事をよく子供達に教えなければならない、という事を言っておられるわけですよ。それで今、世界の教育は全部、人間は心を持てる霊的存在であるという方向にどんどんどんどん動いて来ております。それで、二十一世紀を迎えて行くわけですよ。これで私の時間も終わりますが、これからK先生も忙しくなりますから、もうK先生の話を聞くっていうのはいいかげん止めて、あなた方がK先生になって、出張って行って「話を聞け」と講師になって、そうしてK先生は日本はもう卒業してもらって外国を回ってもらわなけりゃいかん。そうなると、新しい問題が出てくるわけですよ。ご主人に、どうして頭を下げて(笑い)、もう昨日から私は頭痛いです。これで、私の時間は終わります。
昭和48年9月奥志賀高原
![]()
園頭↑ ↑高橋